コロナウイルスの影響で不要不急の外出は控えてと言われていますが、結婚式はどうでしょう。
めでたいお祝い事で、一生に一度の結婚式まで延期にするのは少し気が引けて迷うところです。
今回は外出自粛の線引きや、結婚式はやるべきなのか?について解説していこうと思います。
不要不急の外出自粛はどこまで?具体的な線引きは!?
不要不急の外出自粛の線引きはどこまでなのでしょうか?
自粛要請に強制力はありませんので、最終的には個人の判断になってきます。
ニュースなどで特に行かない方がいいと言われているところには注意しましょう。
不要不急の外出自粛はどこまで?具体的な線引きは!?
不要不急の線引きはどこまで?①現時点で明確な線引きはない
一般的に不要不急といえば、必ずしも必要がない、いつでもいい用事・急がなくて良い用事ということですが人によって基準は違いますし、「不要不急とはこういうものです」というような具体的なガイドラインもないので、どこからどこまではしていいけど、これはしてはいけないという線引きが曖昧で、個人の判断に任されているのが現状です。
その為、生活必需品の購入以外は家に引きこもって外出をできる限りしないようにしている人もいますし、仕事やどうしても出かけないといけない用事で出かけていたり、営業しているからと外食をしたり、ショッピングをしている人もいます。
では、一体外出自粛とはどのようなもので、何をして良くて、何をしてはいけないのでしょうか。
不要不急の線引きはどこまで?②自粛してくださいという所へは行かないこと
ニュースやネット、SNSを通して不要不急の外出はしないで、や夜間の飲食店へ行くのは自粛してくださいとアナウンスがなされていますが、実際のところ「自粛」の要請であって「強制」ではないので、ちゃんと外出禁止くらい言われないといまひとつ、ピンと来ないという人も多いようです。
それに比例して、危機感が薄く「どうせ自分はかからないし、かかっても無症状でしょ?」と思っている人がたくさんいます。
まだ不要不急の外出をしている人は今一度考え直してください。その外出は本当にすぐに必要ですか?外出しなかったら生活に支障をきたしますか?来月では、大変なことになりますか?
本当にどうしても困るという用事以外は、できるだけ外に出ないようにしましょう。
不要不急の線引きはどこまで?③コロナウィルスのリスクを考慮し判断すべき
不要不急の線引きの考え方としては、自分が外出したことでコロナに感染するリスクを天秤にかけて、それでも行くべきなのかどうかを考えるべきなのです。
しかし、今日本の現状はまさに感染爆発が起こる前のヨーロッパやアメリカです。
皆、こんなことになるとは想像していなかったので自粛と言われても特に気にもせずにクラブに行ったり、不要不急の外出をしたり、パーティーをしていました。
しかし、あっという間に感染者や死者数が急増し医療崩壊を起こすまでになったのです。
自分が発症し重症化して苦しい思いをするのも辛いですが、自分が家族の、友人の、または誰かの命を最悪奪ってしまうかもしれないということを想像してみてください。
それでも、自分の楽しみを優先しますか?もし、そのせいで集団感染を引き起こしてしまったら後悔してもしきれませんよ。
結婚式は不要不急なのか?どこまで考えて線引きするかを紹介
それでは本題の「結婚式は不要不急なのか?」についてです。
結論を言うと、結婚式はコロナウイルスの感染リスクが非常に高いので、延期するべきでしょう。
お祝い事である結婚式に対して「不要不急」という言い方はしたくありませんが、大勢の人が室内に集まることから感染蔓延のリスクがあります。
新郎新婦も、自分たちの結婚式でコロナウイルスの感染が拡大してしまうのは望まないでしょう。
結婚式は不要不急なのか?どこまで考えて線引きするかを紹介
結婚式は主催者が延期すべき
今の日本や世界の状況を考えると結婚式の主催者側は式を延期すべきです。
結婚式の日程はそれぞれ、こだわりがあったり都合があったりと早ければ1年以上前から決めます。
一生に一度のことなので、どうしても決行したい気持ちも分かります。
しかし、この世界的に危機的な状況の中、身内だけかつ感染の少ないエリアであればまだ分かりますが、全国から友達を呼ぶというのはあまりにも感染のリスクが高すぎます。
自分の結婚式が原因で、人が死んでしまう可能性があることを理解しましょう。
先週、外出の自粛要請の中、私の知人が新幹線に乗り東京の友人の結婚式に行きました。
主催者側が延期しなかったのと、自分の結婚式に参列してくれたからという理由で向かったようですが‥‥彼女自身、また彼女の子供やパートナー、関わる人達に何もないことを祈るしかありません。
呼ばれたゲストは欠席すべき
結婚式は延期すべきと書きましたが、もちろん結婚式に呼ばれた側のゲストも欠席すべきです。
そして自分が感染を広げる可能性があることを考えるべきです。
上記で述べましたが、結婚式に参加した知人も最後の最後まで悩んで結局参列していました。
彼女は「感染したらどしよう‥‥」という心配をしていましたが、自分が人に移してしまう可能性を考えてはいませんでした。
また、結婚式に参列する父親が余命残りわずかで、先延ばしにできずに結婚式を絶対にしないといけない、なんとしても参列しないといけないというケースもあるようです。
しかし、身体が弱った人は更にハイリスクなので、いかなる理由があったとしても現在の状況を考えると、身体に更に負担がかかる結婚式は危険です。
また、友人の結婚式においても残念なことですが、主催者には欠席の連絡をして、お詫びとともにお祝いの言葉とお祝いの品とご祝儀を贈るのがベストでしょう。
欠席に対して文句や嫌味を言ってくるようであれば縁を切ってよし
SNSでも話題になっていますが、欠席連絡した際に嫌味を言われたとか、ひどいと言われたという方がいますが、いま世界的にパニックになっている上に、日本でも日々感染者数が増え、死者も増えている非常時に、そんなことを言う人は自分のことしか考えられない人だったということです。
コロナウィルスを舐めているような人とは普通に縁を切ってよしです。
余談ですが今日、6月に結婚式を控える親戚から招待状をもらいました。
現状を考えると6月に収束しているかどうか難しいところがあるため様子をみて判断すると言っていました。
2月、3月のキャンセル者の予約で5月、6月の予約が埋まってきているとのことてす。
無理に決行することなく延期をする決断力とモラルが問われます。
また、結婚式場にも柔軟な対応をお願いしたいところですね。
不要不急の外出自粛をどこまで考えるかの線引き基準
それでは不要不急の外出自粛の線引きについてです。
個人で判断基準は違うと思いますが、具体的にどう線引きをするのか考えてみました。
自分自身の置かれた状況を考えるとおのずと判断基準が見えてくると思います。
不要不急の外出自粛をどこまで考えるかの線引き基準
外出自粛はどこまで?①自分の近くに高齢者がいる場合
自分の身の回り高齢者がいる場合は、徹底的に自粛すべきです!
コロナウィルスは、重症化するまでの悪化のスピードが急速で、高齢者は致死率が高いため、自分は無症状でも同居している高齢者や、もしくは職場にいる高齢者に移してしまうことで大事な祖父や祖母、電車で一緒になった高齢者の命を奪うきっかけになってしまうことを強く自覚しなくてはいけません。
また、高齢者の方の中でも健康でアクティブな方もいらっしゃいます。
ニュースでも報道されましたが、そういう方も自分は移される側だから予防をしっかりしておけば大丈夫とあちこちで歩かずに、逆に自分が移してしまう可能性もあると自覚して不要不急の外出は自粛しましょう。
移っても一大事、移しても一大事です。
外出自粛はどこまで?②自分の近くに10歳以下の子供がいる場合
当初は、高齢者や既往症のある免疫力の弱い人がハイリスクだと言われていましたが、健康な10代の若者の死者数も増えてきました。
そして、ついに0歳児にも危険性があることが最近分かったのです。
10歳以下の子供には、まだまだ危険性を理解するには難しくマスクも嫌がって中々つけられませんし、ウイルスが付着している所を触ってもすぐに手洗いをするのも難しいです。
また、乳児・幼児は口に手を入れてしまうこともあるので、人混みには絶対に行かずに不要な外出は避けるのがベストでしょう。
お友達と会えないと子供が寂しがっても、つまらないからと騒いで仕方ないからといって皆で集まったりせずに、今は出来る限り接触する人の数を減らすようにしましょう。
外出自粛はどこまで?③自分の近くに大切な人がいる場合
あなたの近くに大切な人はいますか?家族であったり、恋人であったり、友人であったり自分にとってかけがえのない人たちの顔を思い浮かべてみてください。
その人達の命を守ることを最優先に考えることは当たり前ですよね。
自分の楽しみである人混みでの買い物、夜に飲みに行ったりなど、できないはずです。
決して自分はかからないから大丈夫とは思わずに、自分が大丈夫でも自分のせいで大事な人の命を奪ってしまうことを認識しましょう。
ニュースにはありませんでしたがSNSで拡散された情報に、自分が感染していると思わずに、一緒に住んでいる家族を危険な状態又は命を奪ってしまった──という人がいました。
その人は普通に会社に電車で行き、外食や友人と買い物も普通にしていたようです。
自分と自分の大切な人を、家にいれば守ることができるのですから、そう思うと外出自粛も簡単なことかもしれません、
不要不急の外出自粛に対して日本は意識が低すぎる!?
ヨーロッパやアメリカでは感染者数と死者数が日本より多く、医療崩壊が起きたりと大変な状況です。
徹底的に外出自粛をしており、ガラガラの街の様子などがニュースで流れていました。
そんな危機的な状況を乗り越えようとしている海外から見ると、日本はまだまだ認識が甘いようです。
不要不急の外出自粛に対して日本は意識が低すぎる!?
ルールを守らない日本は海外からも驚かれている
日本人のあまりの危機感のなさに海外からは驚きの声があがっている状況です。
また、ロックダウンもしていないのに自粛疲れだなんだと、夜間に飲みに行って感染したり、わざわざ旅行してウィルスを日本に持ち帰ってくる人がいたり、桜が咲いたらお花見をしたりと本当に大変な状況だということが理解できていません。
桜を見に行って集団でお花見をしている人の姿を未だにたくさん見ます。
お花見は来年もできますし、桜も見ることができます。旅行もいつでも行くことができます。
友達とのお買い物や外食、カラオケも今することではないですよね。
深刻な状況になっている国々をニュースで見て、決して他人事ではいられないということ、危機感をもって行動しないといけないということを意識しないと、本当に来年の桜を見ることができないことになるかもしれませんよ。
先行して外出自粛、禁止になった国の現在の状況を知らない人が多すぎる
私の身近な人の中にもまだいるのですが、先行してウィルスが蔓延した国の状況を知らない人が多すぎます。
ニューヨークやヨーロッパ諸国の状況をしっかりと見て聞いて情報収集しましょう。
そして、今自分たちに何が出来るのかを参考にするべきです!
日本もこのままだと、危機的な状況になる可能性が非常に高いです。
お店が空いているから外食もするし、外食産業・ホテル産業を救うために積極的に外食をして、ホテルに宿泊しているという知人がいますが、正直言ってその経営者たちに手を差し伸べるのは国であって知人ではありません。
なんだかんだ大袈裟に言っているだけで日本は大丈夫と謎の自信を持っている人もいますが、その自信は、このままいくとすぐに打ち壊されることになるでしょう。
都内の人だけ外出自粛で気を付けたら良いというのも間違っている
東京都内の危機感のない若者たちのインタビューの映像を見て驚きを感じていますが、地方の感染者が少ない地域の方は更に他人事のように感じている人もいるでしょう。
地方の方は、いずれ東京の人が地元に戻る状況になる可能性が高いですし、実際に外出自粛の際に生活が苦しかったり実家の親が心配だからと言って地元に戻る人たちもいました。
私が見かけたSNSでは、在宅勤務になったから、地元に帰ろうと親に連絡をしたら「殺す気か!?」と言われ一人家にこもって仕事をしている、という内容のものでした。
この人は都内にとどまっていますが、地元に帰って発症した人もいたので、地方に住む人も第2の東京のような状況に決してなってはいけないのです。今こそ、手洗い・うがい・マスクに「STAY HOME」です!
まとめ
結婚式は延期しよう!日本人はもっと危機感を持つべき!
まだまだ続きそうなコロナウイルスの外出自粛要請ですが、今耐えなければウイルスの蔓延は防げないでしょう。
その用事は今必要な急ぎの用ですか?生活ができなくなるほど困ることですか?
その外出で、あなたの大切な家族をはじめ他の人の命が危険にさらされてしまうかもしれません。
日本人はまだまだ認識が甘すぎます。被害の大きい海外を教訓にして、今は徹底的に守りに徹しましょう!